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マイレージポイントでカーポンオフセット
飛行機を使った海外旅行。飛行機の利用に伴い排出する温室効果ガスを相殺(オフセット)するサービスが普及の兆しを見せている。
前回紹介した事例は乗客が航空券以外に別途料金を支払い、排出権を購入する場面だったが、この度キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空が展開するカーボンオフセットプログラムは、両社が運営するマイレージポイントでオフセット清算(キャッシュでも可能)してくれる、というユーザーフレンドリーな取組みとなっている。

キャセイパシフィック航空
Fly Greener(クールなネーミング!)と呼ばれるこのオフセットプログラムは、上記2社の航空会社の従業員が、業務出張時に利用した航空機から排出された二酸化炭素ガスをオフセットするというCSR活動を発展させたものだ。
過去一年間、このCSR活動を推進し、合計100万香港ドル(約1360万円)の資金が集まったという。
そして、このカーボンオフセットプログラムで集められた資金は、中国・上海での風力発電所に当初は投資されることになっている(下記写真)。この風力発電の大容量のタービンから生み出される電力は上海の配電網に送り込まれ、利用されることになる。
現在、爆発的な勢いで増えている中国本土でのエネルギー需要。中国では、2020年までに全体のエネルギー需要の15%を再生可能な資源でまかなうようにするという戦略的目標が設定されている。その再生可能エネルギーの生産量は、実に121GW(ギガワット)!と見積もられている。2005年時点での日本の太陽電池を使ったエネルギー生産能力が約1080MW(メガワット)であることを考えると、中国は近い将来世界でNO.1の自然エネルギー大国となるだろう。
航空運輸業が排出している二酸化炭素量は、全世界で人的活動により排出される量の約2%と言われている(世界気象機関の発表)。総対量として決して多くはないが、世界の各航空会社では、カーボンオフセットプログラムを用意し、ウェブサイトなどを通じて乗客に積極的に告知している。片や、日本の航空会社では、ウェブサイトを確認する限りこのようなカーボン相殺の取組みは行なわれていない。乗客に環境行動を行なう機会を与えていないことが残念でならない。
このキャセイパシフィック航空のFly Greenerプログラムは、当然の事ながら自主的なボランティアベースとなっており、強制参加ではない。
このプログラムの素晴らしい点は、乗客がマイレージポイントで気軽に小額寄付ができるという仕組みを用意したことにある。また、マイレージプログラムに加入していない乗客でもキャッシュでの寄付が可能だ。”環境に配慮している”と消費者にアピールするためのPR的取組みではなく、実際に気軽に環境行動してもらおうとの消費者配慮が十分に行なわれている。
マイレージポイントで、二酸化炭素排出を相殺する。”消費者目線”での新しいカーボンオフセットの形が登場した。
詳細は、FlyGreenerウェブサイトまで。
http://www.cathaypacific.com/cpa/en_JP/aboutus/flygreener(英語サイト)
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投稿者 pono : 2008年01月21日 13:04
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