PONO People BLOG TOPへ PONO Peopleはこちら

<< 奥多摩湖畔公園でのお手軽キャンプ | メイン | 奄美大島の金作原原生林散策ツアー >>

毒にも薬にもなる植物、鳥兜(トリカブト)

drnakamuratop.jpg


今回は、毒にも薬にもなる植物、鳥兜(トリカブト)を紹介します。


先日、訪れた東京都・渋谷区にあります、植物ふれあい館で栽培されておりました大沢鳥兜の花の接写が下記の写真(写真1)になります(あまり上手でない写真ですみません!)。


nakamurablog31.JPG
写真1: 撮影 中村裕恵


キンポウゲ科の多年草である鳥兜は、北半球の高山域に広く分布しており、洋の西洋を問わず、毒草としても薬草としても使われてきた歴史を持ちます。鳥兜という一般名は、花の形が雅楽を演奏するときに被る鳥の形をしたかぶりものに似ていることに由来します。西洋では一般的にMonkshoodと呼ばれていますが、花の形は修道士が被る青紫のフードに似ていることから命名されました。この植物の根は、茎に続いて塊根(母根)があり、その周囲に数個の新しい塊根(子根)が連生しているので、この根の母根を烏頭(ウズ)、子根を附子(ブシ)、また根の生えていない細い根を天雄(テンユウ)と区別してきましたが、現代ではこれらを区別せずに附子で統一しています。


鳥兜には、毒性の強いアコニチン、メサコニチン、ヒバコニチン、低毒性のアチシンなど数多くのアルカロイドが含まれています。アコニチンは加水分解を受けると、アコニンという毒性のほとんどない物質に変化し、鎮痛作用や強心作用、血管拡張作用という薬理効果がでてきます。中毒症状としては、口舌のしびれ、嘔吐、下痢、運動麻痺、知覚麻痺、痙攣、呼吸困難、頻脈が出現し、死に至ることも少なくありません。


附子には温熱作用、鎮痛作用、抗衰弱作用があるので、生薬として多くの漢方薬に配合され、私たちの不調の改善に今日でも活用されています。漢方では、中毒にならないよう十分に配慮して処方され、感冒、神経痛、冷え症、心不全などの日常よくある不調から深刻な不調にまで幅広く活用されています。


 花以外の茎、葉も含めた大沢鳥兜の全貌が以下の写真)(写真2)になります(写真の奥のほうには、同じく薬用植物としても有名な桔梗とアロエも写っています)。


nakamurablog32.JPG
写真2: 撮影 中村裕恵


大きく複数の花をつける割に、茎が細く、植物館の中で一緒に観察している人も他にいなかったので、一人で実験と称して、フッーと冷たく強い息を吹きかけてみました(高山は、突然の気候の変化が多く、冷たい風が吹いたかと思うと、霧に包まれたり、雨に降られたりという気候の変化が特徴です)。空気の動きと一緒に、細い茎にしか支えられていない花が、一斉にブルブルと揺れるのをみて、「微妙に怖いな~」と感じるのは、私だけではないはずです。東洋漢方の代わりに、西洋ではホメオパシーと呼ばれる療法があり、アコナイト(学名に由来)と呼ばれる西洋鳥兜の薬があります。アコナイトは「急激な寒さやショックから発症する、風邪やパニック」に適応があります。


 アコナイトは、東洋漢方と同じく、様々な不調に適応があります。最も頻用されるのでは感冒(風邪)です。元気に飛び回っていた健康な人が、急な寒さに曝された後に引いた風邪(発熱、咽頭痛、咳など)に適応があります。また、ショックな事件の後からの慢性不調(特にパニック的症状を伴う場合)にも効果があります。アコナイトがとても効果的だった男性がいらっしゃいました。数年前に高速道路での交通事故現場に巻き込まれ、それまで、病気知らずの健康体だったのに、それ以後、突然の発作が起きるために車に乗ることができず、電車に乗っても急停止されるとパニック(動悸、過呼吸、息切れ、冷汗、死んでしまうのではないかという恐怖感)が起こってしまうようになったそうです。現代医療、漢方、鍼灸、カイロプラクティックと色々な療法を経験しても治らず、最後に行き着いたのがホメオパシー。アコナイトを約1年の間に数回使用して、パニックが起こらなくなり、現在では車に乗って、事故の現場を通っても大丈夫になりました。


 最後に、フラワーエッセンスにも、Monkshoodのフラワーエッセンスがあります(アラスカン・エッセンスというブランドにあります)。トリカブトのフラワーエッセンスは保護作用があります。人ごみの中などで回りから影響を受けて疲労してしまうような人たちのオーラを守るエッセンスです。


 今回は、少し毒々しい話が続きましたので、最後に可愛いショットで締めくくります。同じく、植物ふれあい館での1ショットです。以下の写真(写真3)はミッキーマウスツリーと呼ばれているオクナ科の植物です。


nakamurablog33.JPG
写真3: 撮影 中村裕恵


南アフリカ原産の常緑低木の花です。ふくらんだ赤い花床に黒い石果がつく様子がミッキーマウスに似ていることから命名されました。可愛いですね!
 次回は、アメリカ合衆国のワシントンD.C.にあるホメオパシーのモニュメントの写真を紹介しながら、ホメオパシーについてお伝えしたいと思います。





東京都杉並区、新高円寺駅近くにあるトータルヒーリングセンター(℡03-3314-6110)では、オーストラリア・ブッシュフラワーエッセンスを含めた様々なエッセンスの個人セッションを私を中心としてプラクティショナーが担当しています。ご興味のあるかたはお問い合わせください。




中村裕恵のナチュラルレメディガイド: バックナンバー
オーストラリアの自然とフラワーエッセンス②
オーストラリアの自然とフラワーエッセンス①




投稿者 pono : 2008年10月30日 12:28

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ponopeople.com/blog/mt-tb.cgi/78

コメント

コメントしてください




保存しますか?


 
PAGE TOP