|
地球にいいことは、自分にもいいこと~ H.I.S.エコツアー
ガイドブックを片手に、限られた時間内で観光地から観光地へと駆け巡り、「視」をフル活用するファストツーリズムに身を委ねる
のではなく、観光地に根付く自然や文化、人、歴史に、「視・聴・嗅・味・触」の5感で触れ、日常生活では感じ得ない発見をしな
がらスローに旅を楽しむ、エコツーリズムが人気を博しています。かの大手旅行会社であるH.I.S.には、2002年より「エコツーリズムデスク」なる、エコツーリズムを専門に扱う専用デスク、及び 専用ウェブサイトを用意し、エコツーリズムな旅行 スタイルの普及・促進に力を入れています。 H.I.S.のパンフレットには、「将来的に21世紀の旅行はすべてエコツアーの形をとるべき」と書かれており、同社のエコツーリズム に対する、付焼刃的ではない本格的な姿勢がうかがえます。
事実を見ることの大切さ
H.I.Sの創業者である澤田秀雄氏の著書「旅行ビジネスという名の冒険」(ダイヤモンド社)に、次のような言葉があります。
「旅が私に教えてくれたことは、何事も自分で確かめなければ、本当のことはわからないということだった。旅は、私に未知の世界を開き、 事実を見ることの大切さを教え、生きる勇気を与えてくれたような気がする。」 21世紀に生活する者の責務として、常に環境や社会とのつながりを意識しながら生活することが求められていることは言うまでもあり ません。 しかしながら、コンクリートジャングルの中から得る情報だけでは、決して見えないものがある。人と社会と環境の生態系の縮図 とも言える、ジャングルに短期間ながらも身を置き、自身が、現代の生態系の中でどう位置付けされているのかを肌で感じ取ることが重要と 言えます。 エコツーリズムという、多くの人が未体験の世界への冒険を、消費者視点で衆多に理解しやすい形態にする、所謂ツアーパッケージングに 秀でるH.I.Sが、エコツーリズムに取り組む意義がここにあるような気がします。
H.I.S.エコツアーの商品コンセプト
H.I.Sエコツアーでは、H.I.Sの国内外ネットワークを生かし、日本国内をはじめ、世界のあらゆるエコスポットを訪れる商品群が用意
されています。
それらは、一見、多種多様で多価値に見える商品郡に見えますが、それぞれの商品の土台には、5つのコンセプトと題する、 エコツーリズム・コンセプトがあり、そのコンセプトに基づき各種商品が開発されています。
H.I.Sのエコツーリズム各種商品には、上記5つのポイントの中で、何を重点的に楽しめる商品なのか、商品カタログ にアイコンで表示しており、ユーザーはそのアイコンを基に、自分の好みのツアーを選択することができるシステムと なっています。 ユーザー視点を大切にするH.I.Sならではの、ちょっとした気配りと言えるのかもしれません。
H.I.S.エコツアーの商品
ここでH.I.Sが提供する、エコツーリズム商品をいくつかご紹介します。
富士山の清掃登山でおなじみ、アルピニストの野口健氏がプロデュースするエコツーリズム「僕がつくったエコツアー」。 エコツーリズムは、「観光地にゴミを捨てたり、草花をむやみに持って帰らない」という自然保護の観点だけではなく、 現地での持続的な保護活動を行なうには「地域に利益をもたらす」という観点も重要である、との認識に立ち、野口氏が 考えるエコツーリズムを実際に体験することができます。例えば、「MOTTAINAI」のフレーズで有名な、ノーベル平和賞 を受賞したワンガリ・マータイさんが活動を行なうケニアの施設に赴き、現地のロッジに滞在しながら植林活動や象の 孤児院を見学するツアープログラムなどがあります。 もうひとつ、同社のアイコン的商品となっているのが、屋久島ツアー。このツアーが口コミで広がり、人気を博している 理由としては、屋久島を知り尽くしたガイドによるサービスのクオリティと言えます。H.I.Sエコツアーのスタッフ全員 が屋久島を訪れ、現地のガイドや施設と密接に連携を取りながら、ツアープログラムが組成されています。 宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」の舞台として知られ、苔に覆われた森の姿がなんともスピリチュアルヒーリング な白谷雲水峡のトレッキングが人気のプランです。
H.I.Sエコツーリズムデスク
エコツーリズムの楽しみ方は、1通りではありません。私たち消費者にとって、年間に多くて数回しか行くことのない、楽しみな旅行。
人それぞれの価値観に基づき、楽しめる旅行であるべきだと思います。エコツーリズムとはこうあるべき!的な、マニュアル本を読み込み準備をする必要はないと思うのです。 エコツーリズムに接する際の最低限のルールを理解し、あとはツアーに同行する専門家のガイドによるナビゲーションに委ねる。 重要なことは、わたしたちは、このツアーの体験から何かを得て、自分の日常生活に生かしたい、というオープンマインドな状態でツアーに挑む ことだと思うのです。 新宿駅前、H.I.S.トラベルワンダーランド新宿本社内にて、エコツーリズム デスクがあり、エコツアーに関して気軽に相談ができます。また、エコツーリズム、ツアー商品に関するカタログも豊富に用意されていますので、 最新のエコスポットを学ぶ場としても重宝しそうです。 次の旅行は、是非、スローで文化的なエコツーリズムを。 文: PONO People編集部
|
|